My Sound Room
冬の日にハイレゾで聴く 。。。
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My Sound Room

最近良く聴くアルバムを、96k/24bitでリップして聴いてみました。



シューマン 「詩人の恋」  フィッシャー・ディースカウ(vo)/A.ブレンデル(p)



ハイネの詩にR・シューマン作曲の歌曲集です。
シューマンというと、野薔薇やますといった教科書的なイメージがありますが、これは素晴らしいです。
ロマンティックで情熱的な旋律が心に残り、何度も聴きたくなります。
また随所に独逸的な節まわしが聴き取れます。
独逸の高名な歌手、フィッシャー・ディースカウ(右)が60才ごろの録音ということです。





The Raven  Rebecca Pidgeon



これは、大須のeイヤフォンに試聴に行った折に、試聴用PCのデータで見つけたアルバムです。
英ケルト系のトラディショナルフォークソングの歌手らしいですが、このアルバムではジャズの要素が強く感じられ、オリジナリティを強く感じました。
超美人で才媛という感じがします^^
録音音質も良く、ジャケ画像を見ながら美しい歌声にしばし聴き入ってしまいました。
(後で気づいたんですが、ちょっとエコーかかってますね~~ゞ)
ノラ・ジョーンズのCome Away With Me と肩を並べるくらいよいアルバムだと思います。



いそしぎ Astrud Gilberto



ボサノバの黎明期に彗星のごとく現れた無名の歌手ですが、A.ジョビンの曲を英語で歌う事で一躍世界のスターとなりました。
うまくはないけど、自然で飾らないキュートな歌唱で、一度聴いたら脳裏を離れなくなります(小生は40年以上・・ です~~)
深い情感とサンバのリズムを秘めて、歌唱の背後に別世界が広がる そんな魅力があります。
このアルバムはベストアルバムかと思います。

Hugo2で聴きますと、古いアルバムにありがちなモノ録音を機械的に分離したような編集の曲は、ヘッドフォンで聞くと左右に分離しすぎて不自然に聴こえますが、定位を少し内側に振ることで自然に聴こえるようになります。
音場(音空間)は狭くなりますが。
中域が非常に濃密ですので女性ボーカルが引き立ち、迫ります。
往年の演歌歌手についても非常に引き立ちますので、改めて聴き直してしまいました^^;



Solo Sessions 1・2  Bill Evans



最後はどうしてもBill でしょうか、進歩がありませんね^^;
この2枚のアルバムはソロですので、ピアノの響きと対話しながら、演奏が進行します。
トリオでは聴けないリズムで、丁寧な演奏が素晴らしいです。
このCDはインポートで最近入手したのですが、音質もよくお気に入りとなりました。




Hugo2の音作りはフラットで、所謂ヘッドフォンアンプにありがちな両エンドを持ち上げ、中域を抑えた音作りとは異なります。
ですので、特にボーカル系は適していますが合わないアルバムもあるかもしれませんね。
上位のDaveまでいけば解決されるのかもしれませんが、Daveの評価でも同様ですので、まあ仕方ないのかもしれません。

据え置きで使っているTEAC UD-503はHugo2に比べると物足りなくなってしまいました。
そのため、Hugo2をアンプに繋いでみました。
当初、あまりよい結果ではありませんでした。
つまりヘッドフォンで聴く音と、スピーカーで聴く音に隔たりがありました。
先日、普段使っているRCAケーブル(BELDEN8412)を見直し、自作することに(またかいな~~)
ストックや再生パーツで3セットほど作りましたところ、銀メッキ縒り線を使ったものと、銀メッキ単線/金メッキ単線ハイブリッド
これらがよく、ヘッドフォンで聴く音に近い鮮度で再生できるようになりました。
UD-503(+Soul)と比較しますと、鮮度、解像度が高く中域が豊かな傾向ですが、若干低域が弱く感じます。
そのため、手持ちのサブウーファーを併用することでよい塩梅となりました。