My Sound Room
Hugo2 使いこなし2 。。。
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Hugo2とPC間に使用するUSBケーブルについて、先日以前自作し、好結果をのこしたもをHugo2用に改修しました。
なかなか良い状態でしたが、手持ちのmicroB USBケーブルを切って頭をすげ替えた、間に合わせのようなものでしたので、自作用の端子を購入し、作り直すことにしました。

以前UD-503用に製作したものはUSBのTypeA-TypeBでしたので、比較的容易に作れましたが、今回はmicroBですのでリード端子がはるかに小さく、難しい工作になりそうです。
細いリード線なら半田できそうですが、固い単線ははたしてうまくいくでしょうか。

 左下の小型のものがmicroB端子

まずは、先日作ったものを改修しましたが、やはり細かい作業になりました。
中華製の端子は、プラスチック部分が熱に弱く(多分スチロール)、熱を加えすぎると溶けてしまいました。
ですので、初めのものは失敗してしまい、やり直してようやく完成しました。

続いて、手持ちの線材を使い、いくつか作ってみました。
やっていくうちに、コツがつかめました。
端子のリード端子を少し「起こし」プラスチック部分から浮かせます。
こうすることで、熱がプラに伝わらず、半田が容易になりました。
また、予め配線、リード端子両方に半田をのせて置きます。
さらに、microB側から先に配線を半田し、4本全てが成功してから束ねて、最後にTypeAをつける という手順で作ると好いことが判りました。



製作順に4本に1〜4と番号をつけました。
約15-20cmと短いです。
No.1は前回説明しましたが、データ線は銀単線(4N)と銀メッキ単線を撚り合わせシールドしたもの(赤)、電源線は銀メッキ撚り線を寄り合わせ(銀)。
No.2は1が固いので柔軟にしました。 データ線は銀メッキ撚り線2本を撚り合わせ(銀)、電源線は銅撚り線を寄り合わせたもの(ピンク)。
No.3は更に短くしました。 データ線は銅撚り線のシールドケーブル2本(白)、電源線は銀メッキ撚り線を寄り合わせたもの(白の撚り線)。
No.4は、データ線は太目(0.5-0.8mm)の銀メッキ単線と金メッキ単線を撚り合わせずに使ったもの(白2本)、電源線は銀メッキ撚り線を寄り合わせたもの(白の撚り線)。
これらの素材は10数年来の在庫品で、短くて使い道が無かったものも。
ですので、コストは極小^^です。


これらを交換しながら聴き比べてみました。
機器は、
PC(foobar2000)=>ノイズフィルター=>USBケーブル=>Hugo2=>ベイヤーT1 2nd(アンバランス、自作銀メッキ線フォンケーブル))です。

短いケーブルですが、結構音質が変わります。
No.1は上から下までバランスがよく、過不足のない音調で、高解像度です。
No.2はより中域が賑やかな音調で、耳に迫る感じです。 しかしちょっと雑味を感じます。
No.3は暖色系で穏やかな音色です。
No.4は、すっきりと落ち着いた音色で良いです。 No.1よりも雑身がなく丁寧な音調です。
再度No.1に変えますと、より鮮やかで華やかな感じがします。

このようなことで、No.1と4を使うことにしました。
T1 2ndにはNo.1が、ゼンHD650改にはNo.4が合いました。
これらはデータ線と電源線を分離した構造です。
試しに前に使った20cmの市販品に戻すと、ピアノの響きが解れないことが判りました。


    その後、USBケーブルですが、ふと「
最短で繋いだらどうだろうか」と思いつきました。
    PCの端子から真横に5cmも出せばHugoに繋げます。
    で、最短のケーブルを作ってみました。
    コネクタ間のケーブル長は何と5mmです! ほとんどドングルです。
    実際は両コネクタのハウジングがありますので、ケーブルの実長は3cm弱といったところ。
    しかし、15cmの1/5しかありません。

      これで聴きますと、期待に反し?とても自然な音調になりました。
      高域のきつさや低域の膨らみなど緩和され、フラットで自然な音調です。
      長いケーブルでありがちな、歪っぽさや、きつさはケーブルが原因かもしれませんね。
      あまりに自然なため、フォンの存在を忘れて聴き入ってしまいました、どうなることやら・・





端子配列をまとめておきました。