My Sound Room
dBpowerampでリッピング 。。。
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年末に、iPod touch(5gen)がお亡くなりになり、新たにDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を購入することになりました。
別にiPod classicを使っていますが、こちらは更に古いので老い先怪しい状態です~~
長年iPodを使ってきましたので順当にいけばiPod系となりますが、未だにハイレゾ未対応ということで、SonyウォークマンのA45というのを入れてみました。
Sonyは、昨年あたりから続々とハイレゾ・ウォークマンを投入し、好調のようです。
A45は、ストレージが16Gの最安の機器ではありますが、microSDが挿せますので100G以上の容量に拡張することが可能です。
手持ちのデータはwavが多いので、容量は大きいほうがよいに決まっています。

手元に来てから128GのmicroSDを追加し、iTunesにて管理している楽曲データを放り込んでしばらく使ってみました。
これ、iTunesでリップしたwavに対応していませんね。
アルバム、アーティスト検索ともにまともに曲が表示されません。
mp3はリストに出てきますが、wavはどこを探してもありません!?
よ〜く見ると、「不明」というフォルダーにまとめて捨ててあり、その数1700〜(哀
つまり、アルバム内のmp3は検索できるけど、wavはリストされず「不明」としてまとめられ、分離してしまうということです。

唯一の救いは、フォルダー検索で探せば何とか目的のアルバム(=フォルダー)にたどり着き、まとめて再生できます。
しかしジャケ画像などいっさい表示されず、地味で何とも面白くありません。
PC用の管理ソフトは本体ソフト以上にひどいもので、到底使えるものではありません。
(Sonyは機種を更新するごとに新しいソフト、それも未完成の!を出しているようです)

Sonyのサイトには、さもiTunesに対応しているような広告が踊っていますが・・ 詐欺広告ですよね、これって。
前から気をつけていたのですが、どうもスタンダードに反したSony流を通そうとし、それが使いにくい商品になっているようです。
これがSonyの現状ですが、歴史のあるウォークマンの名前が泣くというものです。
そういえば、Sony製品って身の回りになくなりました・・


その後、結局Onkyoの出している、ESS社のチップを使ったものに決めました。
rubato DP-S1というもので、microSDカードスロットを2スロット搭載して、バランス型のイヤフォンにも対応するというものです。
なぜか大変お値打ちでした^^;
音質は大変良く、SonyのS-Masterデジアンと真逆の音色で、トーンの再現に優れ、ダイナミックレンジが広い良品でした。
据え置きで使っているUD-503に匹敵するのではないか と思っています。
もちろん大型のヘッドフォンは無理ですが、iPodを大きく超えていることは明らかです。





お題の「dBpowerampでリッピング」ですが、結局Sonyの失敗で、iTunesのリッピングにちょっと問題があることが判明しました。
つまり、一部のデータ(主にwavですが)のタグ情報(アルバム、アーティスト、曲順・・)が一般的でないということです。
Apple社の機器はiOSがunix系ですので、タグ情報がうまく反映されないのではないか と推察します。
そこで何かよいリッピングソフトはないかと探してみますと・・

ありました!   
dBpoweramp
有名なオーディオメーカー、英LINNも推薦しているソフトで、高音質なだけでなく、”
CDデータをハイレゾでリップできる”!?!
そんな〜 
あり得ない!  お高い? え〜フリー?!?



このようなことで即行でdBpoweramp(フリー)を半信半疑でインストールしてみました。
フリー版はちょっと古いバージョンで一部機能制限がありますが、39$で最新版が入手できます。
で、まずどの程度の音質か知るために、A.ピアソラのTango -Zero Hour の一曲目をリッピングし直して聴いてみました。

 



iTunesとdBpowerampでストレートにwavにリップし、後者でハイレゾ96khz/24bitのwavにリップしました。
更に高解像度(192k/24bit・・)にすることもできますが、容量が巨大になりますし、元々が低解像度?なので効果も低いだろうと予測してこの程度に留めました。
dBpowerampは使いやすく、wavでもジャケ画像がさくさく取れます。
リップ前に曲ごと、アルバム単位のデータサイズが計算、表示され親切です。
リップ時間は、ノートPCの低速ドライブのためちょっと多目に掛かりますが、ハイレゾでも大差なく同じくらいです。
データサイズは、96khz/24bitのwavにリップした場合、アルバム全曲(60-70分)で1.5G弱でストレートにリップした場合の約3倍の容量となります。
容量を気にするむきには、FLACという形式を選択すれば圧縮されたデータとなり節約できます。


試聴してみますと音質は、
    dBpoweramp96khz/24bit>dBpoweramp44khz/16bit>iTunes44khz/16bit でした。
曲の冒頭の群集のざわめきの部分に差でました。
iTunesのwavではややダンゴで平板ですが、96khz/24bitでは分離し立体的に配置され聴き取れました。
しかし、他の単調な部分では三者にそれほど大きな差は聴き取れませんでした。
音色自体には差はありませんでした。

音質的にはこのような結果でしたが、dBpowerampでリップしたwavはfoobar2000においてタグが正常に表示されました。
(iTunesのそれは?マークとなりうまく表示されません)
ですので使う価値は大きいので、今後はdBpowerampを多用することになると思います。
多少機能制限はありますが、フリーで使い続けています。($39で最新にアップできます)
dBpoweramp は英国生まれの優れたソフトでした!