先日入れましたMYTEK DIGITAL　Brooklyn DAC+ですが・・

　　　　　はじめ、うまく再生できませんでした~~；

いつも聴いているBill Evansは、低域が過多で、音量を上げると少し割れました。
理由が判らずいろいろチェックしたり、曲を替えたりしたのですが解消しませんでした。
プロ機はこんなバランスなのか？　とか交換を申請しようかと。

しかしアンプに繋ぎ、音出しすると　結構いい音出します。
ＨＰのみおかしいんですね~~

そこで何か使い方が悪いのかと代理店のＨＰを見ていますと・・
バランスケーブル用の変換ケーブル（6.3mmX2->4PinXLR)がオプションで出ており、端子配列の説明書がありました。
そうしますと、ＴＥＡＣ用のケーブルと違いました！
同じ6.3mmx2のバランス出力ですが、左右ジャックがＬ/Ｒでなく、クロスしている？？？

　　　何じゃ、こりゃ！

ＴＥＡＣのバランス端子と同じと思い込み、ＴＥＡＣ用のケーブルを流用していました。
しかし、マニュアル（和文）にはそんなこと（端子配列）は一言も触れていませんね。
（プロには説明の必要が無いのかも~~)
そこでまずシングルエンドのケーブルに替えてみますと、普通に鳴りました。
　　音のバランスもＯＫです。
　　　　何か一人相撲してたみたいです（阿呆～

　　　それからすぐにケーブルを作り直したのは言うまでもありません。
　　　
　　　

　MYTEK　Brooklyn DAC+用バランスケーブルの配線

接続状態

PC(Win)--USB2.0--->Brooklyn ---->T1 2nd(Headphone)
　　　　　　　　　　　　　　↑同軸　　↓XLR
　　　　　　　　　　　　MC3+　　　E370(Amp)-->Speaker

　　　　・・基本、ＰＣ直結ですが、ＭＣ３+も経由できます。

Brooklynはユニバーサル電源対応ですので、100-240Ｖが繋げます。
昔仕入れたアップトランス（110-240Ｖ）がまだありましたので使ってみました。
ＥＣ標準220Ｖで問題なく使えました。
また外部電源として、リニア電源（12Ｖ）が使え音質がアップするということです。

音質比較

さて本題ですが、
漸くまともな音で鳴るようになり、主力であるＴ１ 2ndで聴いてみました。
とてもいいです！　低域が厚く出ます。
デジタル臭さは少なく、アナログ増幅の味が濃いですね。
Hugo2よりスモーキーで柔らかさがあります。
この傾向はＥＳＳ　ＤＡＣの味かもしれません。
解像度はまあまあいいといったところ。
カリカリではありませんね。

ショパン夜想曲全集 2006　アシュケナージ

　これは前回と同じＣＤです。　ピアノの左手側が厚いです。　Hugoは右で聴いていて、これは左で聴いている感じです。
ダイナミックレンジの大きさが分かります。　130ｄｂは伊達ではありませんね！
バランスケーブルに替えてみますと・・　より音質が締まり、安定した音調になりました。　戻してみると響き成分が増え、揺らいだ感じになります。

電源を100Ｖから220Ｖに上げてみます。

Village Vanguard 1961　ビル・エヴァンス
　空間が広がり、個々の楽器がより主張し音の深みが増します。　戻すと、こじんまりした再生となり、地味で伸びやかさが足りないように変わりました。　200～が本来の音でしょうね。

Hugo2に替えてみると・・

　全然傾向が違います！　Hugoのほうがモニター的に聴こえます。　まじめで実直に聴こえます。　低域が薄いです。　言い換えれば軽いです。
Brooklyn はアメリカ生まれというのがよくわかります。　音にある種の付帯音が伴い、美音ですが派手にきこえます。　抑揚がありダイナミックな鳴りですね。

MC-3+USBを経由すると・・

　Soulを使用したMC-3+を経由して、同軸でBrooklynと繋ぎます。　そうしますとよりモニター的な音に変わりました。　どうもSoul+MC-3+の影響のようです。

このように、まだまだ使いこなしには時間がかかりますが、Brooklynは使用頻度が高くなりそうです。
ダイナミックで音空間が広いだけでなく、音質に独特の美しさがありますので当然といえます。
流石ＮＹスタジオ生まれといったところ。
ちょいけばいアメリカンスポーツカー　といった感じですかね。
Ｈｕｇｏは対極の音で、ややこじんまりしていますが軽快でキレがある独特の音質が素晴らしいです。

　　　　使い初めですのでまだまだ音質の変化があると思います。
　　　　　　この個性の違う二台を使い、寒く長い冬を楽しく過ごせそうです＾＾