My Sound Room
8つ編みのヘッドフォンケーブル。。。
現在の主力ヘッドフォン(以下HP)は、 T1 2ndとHD650であることは前回述べました。
この二機種は左右のドライバーから別々のケーブルが出ており、バランス接続に対応しています。
純正ケーブルは、ケーブルのアンプ側コネクター部分でアース側がまとまりシングルエンドとなっています。
最近のHPアンプはバランス接続に対応しているものが多く、Hugo2は出来ませんが、BrooklynDAC+は対応しています。
そこで新しいバランス接続用ケーブルを作ってみました。
参考にしたのは、イヤフォン用の多芯ケーブルです。
これは、通常のバランスケーブルは4芯ですが、6芯、8芯、16芯・・と芯線を増したものが出ています。
多芯ケーブルを使うと音の広がりがよく、ステージが広い・・という感想が多いです。
ですので、8芯ケーブルを作り試してみようということになりました。
8芯は通常のケーブルを2重にするということです。
2mのケーブルを作るのに、2x8、16m必要です。
コストも掛かりそうですね〜~~;
線材はいつものオヤイデさんで、銀メッキ・純フロン被服線の最も細いものを購入。
16m!
しかし、10m以上の割引もあり、数千円程度です。
これを8分割して編み上げたのですが・・
数回途中で失敗し、やり直し。
ようやく完成しました。
フォン側は途中から30cmを4つ編みとし、テスターにて左右と極性を振り分けました。
プラグはフォンプラグx2で、バランス接続としました。
一日仕事でした!
8つ編みです。
漸く出来上がったケーブルをT1 2ndに装着しました。
8芯は初めてですが、どうでしょう?
・・いいですね〜^^
音に広がりを感じます。
T1 2ndはモニター的な、締まった音調ですが、聴きやすくなりました。
高域は変わらず、低域が膨らみ、緩やかになった感じがします。
音の分離や定位もよいです。
使った線材は銀メッキフロン被服線で最も細いものです。
普通の作り方で4芯とした場合は、ハイ上がりとなりますが、2倍の芯線とすることで低域も豊かです。
聴きやすい、ハイファイ調の音質となりました。
4芯に戻すと大人しい、まじめな?音調となります。
製作に苦労したこともあり、当分これが常用となりそうです。
この8芯ケーブルはT1 2ndには向きますが、HD650改にはどうでしょうか。
HD650はHugo2と組み合わせています。
ケーブルは純正ケーブル(無酸素銅のリッツ腺、シングルエンド)ですが、大変よい状態です。
もともと緩めな音調ですので、これ以上緩くすると行き過ぎてしまう可能性が高いです。
こちらはこの組み合わせでよしとしときます。
HPケーブルを新調したついでに、BrooklynDAC+用のUSBケーブルを見直しました。
付属品が1.5mと長めでしたので、お安い0.7mのケーブルを使っていました。
ついでに入れたオヤイデ謹製純銀単線をデータ線に使い、電源腺は普通の2芯とし、分離型としました。
これにより解像度が上がり、クリアな音色となりました。
MC-3+間のケーブルもこれに替えたのはいうまでもありません^^