My Sound Room
スピーカー周辺の見直し。。。
ヘッドフォンのゼンハイザーHD650に、TAKET BATPURE(小型スーパーツィーター)を追加し、大変よい感触を得ました。
これはスピーカーに使っていたものを外してつけました。
そのため、メインスピーカーにはその上位機種であるBATPROIIを奢る事にしました。
このユニットは、より大型で能率が高く、後部のアッテネータで50-100dB間で切り替えることが可能です。
BATPUREより硬化ですが、機能を考慮すると納得です。

ヘッドフォンの改造や試聴を行う間、スピーカーのほうも少し鳴らしてみました。
最近90%以上フォンで聴いているため久しぶりです、これほど鳴らすのは^^;
使用機器は、CDPであるCECからデジタル(光)でWadia151(パワーDAC)に送り、スピーカーに出力という単純なもの。
このWadia151は、小型で50Wという小出力のデジアンですが、音量をあまり上げませんので私的には十分です。
音質は偏りや癖がほとんど無く、クラシック、女性ボーカル、ヘビーロック・・ 過不足無く鳴らします。
 というか、ある意味(解像度、応答性、クリアさ・・)アナログアンプでは達し得ないレベルにあると思います。

ただ小型ですので、適合するのは2Wayのスピーカーまででしょうね。
低域は厚い とは言い難いので、小生はサブウーファを併用しています。
ですので、特別不満も無く、少電力ですし、小音量で聴くには最適の機器だと思ってます。(既にディスコン)

別にもう一台、アナログアンプがありますが、ボリュームにガリが有り、音質も満足に出ていないと思われますので、長期休養中です~~
直さねば・・と思いますが、重さを考えると腰が退けてしまいます。



TAKETのBATPROIIを注文しているとき、前から目をつけていたFostexのサブウーファ(250A)が、ここに来て急に値下がりしているのを見つけてしまいました。
一週間でー1万円(現在更に・・ どういうこと???)
で、気が付いたらポチしていました~~;


ですので、これら周辺のグレードアップに引きずられて、全体のバランスを見直さざる負えない状況に。

BATPROII・・・追加により、音質が滑らかになり、表情豊になります。 アッテネータで、出力を切り替えできます。 80dBで十分効果的です。 

CW250A・・・前はSonyの30cmバスレフでした。 これはこれで自然で低い低音を出していました。 250Aは密閉型で、よりはっきりした低音を出します。 つながりはこちらのほうが良いようです。 効かせ過ぎは禁物。

問題点は・・

BATPROIIの形状ですが、これをツィーターの真後ろに置くと、高域がきつく聴こえます。 これは本来後方に回り込む音がBATPROの翼状のフレームに反射して、前方に放射されるため。 結果ハイ上がりになる。
HD650に比べると、中域がやや物足りないのも事実。
ちょうどソプラノ、或いはピアノの右手、ギターの高音弦 そのあたりの音域がもう少し前に出てきて欲しいと。

いっそ低域ユニットをScanSpeakあたりに変えようかと思いました。
しかしそれは次期スピーカーのお楽しみに。
そこで、ウーファ(スコーカ)とツィータとの関係に着目。

2つのユニットが近接するとその中間に音を乱すエリア(空間)が生じます。
ですので、まず考えたのが、そこに仕切板を入れることでした。(ベオラブみたいに)
実際にボール紙やプラ板で仕切りを入れてみました。
結果は、よりハイ上がりになりました、残念!

次に紙パイプ(直径3cm強)を15cmほどにカットし、テープで貼り付けてみました。
これは・・ いいですね! 中域、中低域が持ち上がりました。
多分、パイプがウェーブガイド的な役割をしているようです。
紙パイプでは見た目がアレですので、透明なプラ板にて、かまぼこ状のガイドを作り、設置。
うーん、いいですが、やや目的の音域より下が持ち上がりました。
そこで、かまぼこの山の高さを、3cmから2cmほどに低くしました。
これで見事にソプラノ域がピンポイントで持ち上がりました\O/
以外とすんなり決まりました。

このトライと同時に、前から気になっていた、ユニットの前後の軸あわせを行いました。
付属のブラケットをそのまま使っていましたので、ツィーターがスコーカより数センチ後方に有りました。
今回アルミ板を加工し、ブラケットを新作しました。
これによりほぼ同一平面に音源がきました。

これらの改良により、より中、高域のピントが合い、ボーカルなど両ユニットの中間(つまりガイドあたり)から発しているように聴こえるようになりました。
僅かな変化かもしれませんが、音に一体感のようなものが生まれ、これまでの物足りなさが払拭されました。


懸案のBATPROIIですが、置く位置を変えたり、向きを変えたりしました。
最も良かったのは、真横に置く というものでした。
これにより特に中域がきれいに聴こえました。
しかしさすがに見た目に違和感があり、正面に戻しました。
置く位置を、ツィーター真後ろに置くのでなく、BATPROのフレーム端がツィーターセンターに位置するのがバランス的に良かったです。

BATPROは、分解してみますと、発音体自体は4cm四方くらいの小さなものです。
ですので、将来は発音体を取り出しセパレートにして、ツィーター直後に置きたいところ。
最近のスーパーツイーターは、円筒形や角のとれた形状のものが多いなか、このようなウイング状は少数です。(少し古臭い)



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わが部屋のメインスピーカー 
平行面を極力無くした形状・・いつのまにか15年選手。
BATPROII分解の図 抵抗、コンデンサ、トランス、ロータリーSWからなる
アッテネータ兼ネットワークが組み込まれている。 左下がハイルドライバー。

結局、ハイルドライバーを取り出し、20cmのケーブルで繋ぎました。
アッテネータは本体に残し、逆向きに設置し、ドライバーをツィーター直後に備え付けました。
下図がツイーター周辺の様子。
あまり格好のいいものではありませんが、ほぼ問題点をクリヤ出来たと思います。
これらのトライで、全帯域で一皮剥けた?音に生まれ変わりました。
ウェーブガイドを付けたことで、音に一体感 のようなものが生まれました。
ヘッドフォンのHD650改と比べても見劣りしないレベルです。
双方結果的には音質的に良く似た音になりました^^

この見直しは、このスピーカーではほぼ最終といえると思います。
次はScanSpeakなどよいユニットを使い、10年楽しめるものを作りたいものです。