ＪＢＬを入れてほぼ一月ですが、ようやくエージングが進んだのか良い音を出し始めました。
当初、なにか上下がばらばらで、やはりバイアンプか　ということで２台のアンプを繋いでいました。
しかしこれも失敗に終わりました。
というか、まだそういう環境に無く、ただ繋いだだけでした。
その後、一台のアンプに戻し、スピーカーケーブルなど替えてみますと、ちょっとした手ごたえを得ました。
つまり、一台のアンプから、下は単線で、上は太目の撚り線のバイワイヤーにしたところ、偶然とはいえ全体のフォーカスがぴたりと合い、とてもよい具合になりました。
まるでフルレンジで鳴らしているよう　といったらよいでしょうか。

当初は、下は太目の撚り線、上は単線という逆の接続でした。
その場合、何だかユニットがばらばらに鳴っているようで、上はキンキン、下はぼんやりでしかも遅い！

まさかケーブルの交換だけでここまで違うとは！
恐るべし、ケーブル　です。
まあ、使ったケーブルが両極端なモノでしたから・・
基本まず全て同じケーブルで繋ぐべきでしょう。
たまたま手元にこれしか無かったからですが、逆によい経験をしました。
それからというもの、この状態でSOULNOTE3.0やWadia151iでそこそこの音で鳴らしています。

Wadia151iは小型ですのでさすがに厳しいですが、サブウーファ併用でしたらまあ聴けます。
SOULNOTEは、このスピーカーに合っているのか、アンプ側のエージングが進んだのか、結構良い塩梅です。
中音量まででしたら十分じゃないでしょうか。
デジアンとは思えない太く熱い音です。
消費電力が少ないため、普段使いには良いのではないでしょうか。

・・という具合に、思わぬ好結果に満足しつつ、冬の寒い日にせっせと音出ししています（めでたしめでたし＾＾）

ＪＢＬ3900というＳＰですが、流石に前の自作２Ｗａｙに比べ全て一枚上で余裕の音を出します。
ダイナミックで、中、低域が厚く、高域がホーンのためクリヤで明瞭です。
ＪＢＬといいますと、大きな箱のモニターＳＰを思い浮かべます。
はっきり申して、大きくゆとりがあるが鳴らしにくそうなイメージでした。
音もいまいちそうな印象でした。

ではなぜこれを選んだかというと、小型ＳＰにはないゆとりのある音を求めたからです。
小型ＳＰをきりきり鳴らし、無いものねだりのような鳴らし方に飽きた　といったらいいのでしょうか。
多少音が悪くても、ゆったり聴けるものが欲しかったからです。
自作も考えましたが、計画しモノにするには大変な労力がかかりそうで、気が遠くなりそうでした。
他にＫＥＦなど英国の安いトールボーイも検討しました。
しかし、どうも満足できそうも無い自分がいました。

このＪＢＬ3900は、大型フロアとトールボーイの中間のような位置に有り、我が部屋（和室10畳）に置くには最大サイズに思えました。
Ｓ4700など38ｃｍウーファ機より、鳴らしやすそうに思えたことも一因です。
実際置いてみますと、大きさ、高さ、そして重量など我が部屋にはＭａｘでしょう。

音はまだ把握しきってはいませんが、中、高域はホーンのおかげでクリヤで良く伸びます。
しかし、チタンドライバーのためか、ときにきつく金属臭く思うときが有ります。
すこし冷たい感じですね。
低域は、中低域が厚く良いのですが、最低域は少し軽く感じます。
しかしこれはアンプなどに依存しますので、これからというところ。
上位機種（Ｄ9900）はこれらの問題は解決されていると思いますが、ちょっと手が出ませんね～
現状、フォステクス250Ａというサブウーファを併用していますが、流石に専用機ですので切れのいい低音を鳴らします。
これを使うと低域ががぜん生き生きとしますので、気に入っています。
これと、ＴＡＫＥＴのＳツィーターは手放せませんね。

　　あとは使いこなしということでしょうか。
　　道の先は長い・・~~

　　　　　しばらく色々聴いて見ますと、ジャズやロックに適しているのはもちろんですが、クラシックなども結構ダイナミックに聴かせます。
　　　　　女性ボーカルはというと、これは環境次第ということでしょう。