My Sound Room
iPODトランスポートをONKYO/ND-S1000に変更。。。
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ながらく愛用してきました、iPODトランスポートWadia171iですが、先日配線を見直していたら、TOS(光)ポートが死んでいることに気づきました。
他のCOAXポートは正常でしたので、使えますが、そろそろかなと・・・

替わりに、オンキョーのND−S1000(ND-S1の上位機種)と、RATOC Audio Lab RAL-1648iP1を中古ですが、入手してみました。
このうち、RATOCは、初期不良で動作確認できませんでした。
ND-S1は、以前使用し、今でも別システムで使用していました。
Wadia171iのほうが明らかによかったので、正直ND−S1000にはあまり期待していませんでした。
しかし、替えてみますと明らかに高域がクリヤで、澄んで聴こえました。
これは、マスタークロックに高精度のもの使用していること、あと躯体の防振性を高めているためと思われます。
171iに比べ、ピアノの右手高域の音階が明らかにクリヤに聴こえました。
中域以下はそれほど差は感じませんでした。

Elvis Presley/Elvis Ultimate Gospel

これはElvisの有名なPeace in The Valley: Complete Gospel Recordings を一枚に集約したものといえます。
ですので、どの曲も素晴らしく、のりのよいものばかりです。
彼が中央に位置し、バックコーラス(男/女)が囲みます。
ほぼアカペラで、コーラスの複雑なポリフォニーに、教会の音響効果も加わり素晴らしい。
左手にピアノ伴奏が小さく入りますが、このピアノがND-S1000は明らかにクリヤに聴こえました。
あと、従来ですとバックコーラスに埋もれがちだったメインボーカルが分離して定位しました。
このあたり、高精度クロックによるものが大きいといえます。


ND−S1000の導入は、成功といえます。
ただ、他のアルバムをいろいろ聴いて見ますと、どうも高域が強調されている、強調されすぎに感じました。
本来デジタル出力を受け持つ機器のため、色づけがありすぎても困ります。
良く聴く、ビル・エヴァンス・トリオなど、地味なピアノ演奏がちょっとブライト過ぎませんか と。
それも、右手高音域のある音程が強調されて聴こえます。


こういう場合は、付帯ノイズの影響を疑う必要があります。
つまり、電源部などのノイズが、高域に乗っているのではないかと。

はじめ切替ボックス(AT-HDSL2/2in,4out)の影響を疑いましたが、CDPなどの出力で試してみたところ、そうでもないようです。
次に電源アダプター(SW電源、5V)を、以前ND-S1用に使った、トランス式アダプターに交換してみました。
そうしますと、高域の強調感が2/3程度に和らぎました。
分解能や分離感は変わりませんでした。

CDPは、高精度マスタークロック(1ppm)に換装してあります。(過去のページ参照)
これと比べて見ますと、ND−S1000の出力は、すっきりしてスリムな印象です。
CDPのほうは、中域、低域が力強いですね。

何はともあれ、使用に耐えるレベルになりホッとしました。
これで、切替ボックス(AT-HDSL2)でCDPとトラポをSWひとつで切り替えることができます。



        その後Wadia171iですが、光出力が復活していました・・・~~ 
何でしょうね、これは???