My Sound Room
TEAC UD-503導入。。。
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下がUD-503、左上が自作ヘッドフォンアンプ、
その右はTOS分配器、奥がCDP
ついにポチしてしまいました^^;
TEAC UD-503(DAC/HPamp)です。

このUSB-DAC(無論USB以外も対応)はハイレゾリューションデータ対応というだけでなく、既存のCDレベルのデータ(ローレゾ?)をハイレゾに変換して再生できます。
更に、外部高精度クロック(10MHz)を接続できます。
具体的には、2-8倍のアップサンプリング及びDSD(1ビットストリーム)に変換できます。
またD/A変換時のフィルターを切り換えることができ、シャープ、或いはソフトな音調を選ぶことができます。
外部クロックは市販の10MHzのクロックを使い、USB接続時に同期できます。
ヘッドフォンアンプとして、バランス接続対応のヘッドフォンを接続できます。
更に、プリアンプとしても使え、出力の音量調節が可能です。

まあこのように、マイルームの機器の中核になりえる内容 ということで・・
この内容のDACは少し前まではハイエンドに位置していました。
しかし、本機では1/10程度の予算で手に入ります。
導入するしかない・・・ということに。
もちろん高精度クロックも発注しましたが、受注生産のようで待ち状態です。

これらの性能をフルに発揮させるには、USB接続できるPCやNAS(ネットワークストレージ)の導入・接続が不可欠です。
現在のCDP/iPODのトラポ環境からようやく・・ですが、PCからの送り出しは避けたいので、追々NASを増設ということになると思います。
このあたりは、何せ初めてのことが多いので、機器の選択や組合せ等慎重にことを進めることにします^^

クロックやNASの使用については、順次記載しますが、その前にまず音を聴きたい!
それにはヘッドフォンを接続する必要があります。
このDACはバランス接続対応のヘッドフォンアンプとして機能します。
もちろん通常のヘッドフォンも繋げます。(条件により2台同時使用可能)
しかし、バランス接続というのは未だコネクトの規格が定まっておらず! メーカー任せのようです。
本機バランス接続の場合は両方に挿し込み、普通のフォンの場合はどちらか片方に繋ぎます。
以前自作したHPAはミニキャノンで作りましたので、ミニキャノン>6.3mmフォンプラグの変換ケーブルも作っておきましたが、 これが不調でガリがでました。
そのため新たにUD-503専用のケーブルを新調することに。 (ケーブルって交換パーツのわりに高価です~~)
ネットにて、HD650用のオリジナルケーブルとフォンプラグを仕入れ自作しました。
オリジナルケーブルは、平行線で、リッツ線と呼ばれる銅線にエナメル被覆した芯線が各2本、計4本使用されていて フォン側にも接続コネクターが備わっています。
バランス接続対応のケーブルに加工するにはやりやすいし、効果が高いです。
別にAKG社の701というフォンもありますが、こちらはリッツ線3本で、途中より4本になっています。
この形式の場合は、別途4本のケーブルを購入し、置き換える必要があります。
もちろん、サードパーティーより、音質に優れるという交換品が沢山出ています。
しかしこれらは本体より高いものもみられ、ちょっといただけません。
このようなことで、今回は比較的簡単に自作できました^^
方法は、プラグを切り取り皮むきし、リッツ線をライターで焼き被覆をとばし、プラグに半田するだけです。
端子が大きいので半田も簡単で、30分ほどで完成。

で、勇んで聴いてみます、ワクワク^^
   う〜ん、何か音がおかしいです???
   
歪んでいる? 聴き慣れたボーカルがやけに遠くに聞こえます???
   何これ? 不
良品?! あ〜ぁ やっちまったか、返品々(哀;
これ、ホントの話です~~

気を取り直して、マニュアルを覗くと、「バランス接続」の項に、
メニューから入って、切り替えが必要なり>3種類の設定あり>アンバランス/バランスド/アクティブGND(バランスの一種)
今回はアクティブGNDに設定にしてみました。
        どうかな?
       いいですよ^^
       元気のあるいい音です。
       気のせいか低音もよく出ているような。
       アップサンプリング(2〜8倍)やDSD変換、それに伴うフィルターの切り替えなど音を聴きながらでき、面白い(ちょっと途切れますが)
       自作DACではアップサンプリング(2〜4倍)フィルター2種でしたからちょっと高級に。
       しかし、双方DACチップが旭化成製と同じメーカーですから音の傾向は似ています。
       どちらかというと出力アンプの差が大きいような気がします。
       操作がすべてリモコンででき便利です。

それでは次はDACとして、自作フォンアンプに繋いでみます。
先ほどの失敗をふまえ、前もってマニュアルを見ます。
やはりRCA/XLRの切り替えが必要でした。
   何かこちらのほうがすっきりしていい音!?
   いつもの音ですが、ボーカルがよりハスキーで分離して聴こえます。
   ちょっとRchがガリってますね。
   そろそろ自作ケーブルの寿命かな?
   ミニキャノン+リッツ線ではね〜 半田取れかけかも。
   仕方ない、アンプのジャックを新しいDACに合わせるか~~
   ミニキャノンは端子が小さすぎ再半田は無理ですので。

このような経緯で、自作フォンアンプも手直し・・ 大変だ~~
フロントパネルよりミニキャノンジャックを取り去り、フォンジャック2個にしました。
大仕事でした。
手順はくどくなるので割愛しますが、ケーブル新調より5倍くらい労力を要しました。
しかし、その過程で、内部配線の1か所に半田割れがあるのを発見。
どうもこれが音割れの原因だったようですね。

漸く自作アンプの手直しが終わり、試聴しました。
   う〜ん、すっきりして、クリアないい音です。
   ペルケ氏の作動アンプ恐るべしです。
   明らかに高域が伸びています。
   ボーカル(アストラッドジルベルト/30年以上聴いている/古い録音)が背景から分離し、クリヤに聴こえます。
   よりハスキーです。
   低いほうはそれなりですね。

比較するため、DACにバランス接続してみます。
   う〜ん~~  落ち着いた音調ですが・・
   全体に差しさわりない、言い換えるとダンゴ傾向ですね。
   これだけ聴いていれば、悪くないですが、どうでしょう?
    音量を上げた場合聴きやすいかも。
   いや、上げると元気すぎ聴きづらいかも。

あらためてペルケ氏の作動アンプの実力を知る結果と成りました~~
 音の粒立ちや彫が深いですね、さすが です。
   まあ基板レスのディスクリートで、高音質パーツを使ってますので。
    ボリュームや、電源(現在市販SW電源)を見直せばもう一皮剥けるかも。



まあ、何はともあれまだ使い始めですので・・               
マニュアルに作り方載ってます^^