My Sound Room
T1バランス化。。。
Back / Next
My Sound Room

ベイヤーT1 2nd用バランスケーブル(右)
早速、オヤイデ様より取り寄せた線材やコネクターを使い自作しました。
ベイヤーの純正品にバランスケーブルがありますが、硬化ですし、アンプ側のコネクターが違いますので、結局作り直さなければいけません。
付属のケーブルが3mと長すぎますので、半分ほどの長さにすることに。

主なパーツですが、モノラル3.5mmプラグ、同じくノイトリックの6.3mmプラグ、
線材は、オヤイデのフォン用ケーブル2種・・ で、どれもリーズナブルなものです。




作り始めてみますと、フォン側の3.5mmプラグが
刺さらないことが判明! これはいけません。
よく見ると、3.5mmジャックがプラグをロックするため独特の形状になっていました。
しかし、市販のプラグには合うものが見つからず困り果てました~~

純正ケーブルを買うて改造するしかない? しかし高価なり。
パーツを揃えてしまいましたしね。


ネットを探していますと、プラグをばらして使っている例が多数。
皆さん苦労しているようですね。
いまや交換ケーブルビジネスはフォン業界の稼ぎ柱ですので、花盛りです^^;
ですので、メーカー側も簡単に譲れないわけです。

結局、手元にあるモノラル3.5mmプラグをばらしてみますと、各パーツが「かしめ」で組みつけられていることを発見!
そこで、ペンチで無理やりバラしてみました。
そうしますと、何とかいけそうな気配。

 このような手順で改造

一箇所半田してめでたく成功!
試しに、フォンのジャックに差し込んで見ますと、しっかりロックできました。
こうして、ようやく2本のケーブルを作りました。(もう大変^^;)

HPC-23TNV2(平行ケーブル)、HPC-24WV2(2芯シールド)を使いましたが、どちらも102SSCという線材(銅)を使用しています。
そのうち、2芯シールドのほうが音質がクリヤで好結果でしたので、こちらを常用とすることにしました。
(他方は高域が丸く聴き易い音でした)

ようやく、バランスケーブルで聴けて感無量といったところ。
差を簡単に記載しますと、オリジナルのケーブルは音が厚く、高域も出ており十分満足できる音です。
しかし、中低域〜低域に混濁感のようなものが感じられ気になっていました。
それは、手放したデノンAH-D7200にも感じられることでした。
そのため、ウォームで厚い音ですがすっきりしない音だな、と思っていました。

バランスケーブルに変えるとそうした問題が払拭され、クリヤさが増し見通しがよくなる感じです。
ですので、音がわずかに硬質に感じますが、低域の安定感が向上したことが判ります。
シングルエンドですと、低域が揺らいでいるように感じられ、それが上記欠点に繋がるように思います。
ですので、元のケーブルに戻ることは無いと思います。

結果オーライで
よかった〜〜^^


最後に、HD650改と比較しますと、下記のような感じです。
HD650は2way化して、バランスケーブルを使っています。
音の切れが良く、解像度が優れます。
(元々は低域寄りで、高域が丸い音でした)
バリのガムランパーカッションを聴くと、フォンが鐘になったかのようです^^
T12ndではまだそこまでの再現には至りませんでした、残念!





    その後、同時に入手していた銀メッキ線を使い、3本目のケーブルを作りました。
    これは銀メッキ線4本を拠り合わせたものです。
    銀メッキ線は、メッキした銅線を拠り合わせたもので、被覆にフッ素樹脂を使用しています。
    フッ素樹脂は、静電誘導が低く、熱に強いという特性があり、被覆として理想的といわれています。
    1mm程度の細いケーブルをハンドで拠り合わせました^^; 大変!
    プラグに近い部分は2本をツイストさせています。
    軽く、しなやかなケーブルと成りました。

       さて、音はどうでしょう?
       
          一聴して
激変しました!!!
          T1がまるでHD650改のよう。
          ハイ上がりで切れが出ました。
          よくよく聴きますと、中域、低域もでています。
          ただ高域の張りが勝っているようです。
          所謂銀の音 といえるでしょうか。
          
             もう少し聴きこんでみないといけませんね、どうなることやら~~