My Sound Room
結局アキュフェーズ。。。
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E-370という中級のプリメインを入れました。
アキュフェーズという、オーディオ機器メーカーの老舗で、雄です。
E-370は下から2番目という位置づけですが、基準的なアンプで、ベストセラーかと思われます。
一度は使ってみたいと思っていました。
V70SEやPMA-50はオクにて売却しました。
そのため追加の出費なく入れ替えできました\O/



開梱し、とりあえずサブウーファーの上に置きましたが、20kg超はやはり重く、腰にきます。
送り出しのPC-DACから2m以上とちょっと遠すぎ、ケーブルの引き回しが長くなります。
ですので、中間地点に適当な台を設置して置く必要がありました。
そうしますと、ピンケーブル、SPケーブルが夫々1.5mほどになり、よいかと思われます。
あと、電源が遠いので直接コンセントに刺せないため、長い電源ケーブルも必要です。
これらケーブルは完成品を仕入れると結構な出費になりそうです。
ですのでお得意?の自作でいくことにします。
機器にあったものが作れるので、これに勝るものはなし。

そんなことを考えつつ、まずは聴いてみます。
手元に残っていた、ベルデン88770という赤のケーブル(XLR1m)で繋ぎます。
送り出しはPC-UD503 です。
スピーカー(S3900)との接続は、A/B、2組の出力端子を備えているため、迷わずバイケーブルです。


いつものSound test というプレイリストを流します。
  う〜ん、まあまあですね〜
  可もなく不可もなし といったところ。
  低域は流石に出ますね。
  高域も結構細かいところまで聴きとれます。
  しかし、何ですか 柔らかいけど大人しい音調ですね~~
  これが国産高級アンプの音ですかね〜???
  アキュフェーズはエージングに時間がかかる とどこかのブログにあったかな?

このようなことで、数日が過ぎました。
大変高級感がありいい音がしそうなアンプで、所有欲は満たしてくれます。
しかし肝心の音に
冴えがありませんね~~
何か薄衣越しに聴いているような感じがしてました。


ここで、ちょっと切り替え、エージングが進むのを待つのでなく、色々な接続方法を試してみることに。
マニュアルを覗いてみると・・・
プリ・パワーが分離できますので、UD-503の「プリアンプ機能」を使い、E-370はパワーアンプとして使います。
この場合、分離ボタンを押してRCA接続でPOWER INに入れる必要があります。
XLR接続はそのままで、別ラインで試せます。

DAC側は、リモコンのMENUにて出力端子にRCAを選択し、更にVARIABLE(可変出力)を選びます。
こうすることでヘッドフォンを使うときにボリュームを操作するのと同じ感覚で、出力レベルを調節できます。
この場合のDACのボリュームは、-50〜-40dbとかなり絞る必要があります。
さてさてどうでしょう?
  お〜〜!、クリアで元気な音調となりました!
  薄衣はプリの音だったようです。


しばらく聴いてみますと、元気はありますが、ちょっと荒々しい感じがします~~
DACの出力をそのまま増幅しました という感じです。
もうすこし何とかならんかいな ということで、更に別の接続を試してみます。

一旦プリ・パワーの分離を止め、DACの出力を通常のライン(XLR)に戻します。
つまり、DAC側はVARIABLEのままで、E-370のプリに入れるということです。
これは両方のボリューム機能を通すということで、普通はしないかもしれません。
しかし、双方最新の機種ですので、可変抵抗は使っておらず音の鮮度は保てるかと思います。


E-370のボリュームを-35dbと通常より大音量にしておきます。
さてさてどうでしょう?
DACのボリュームを徐々に上げていきますと・・
  これはいいです! 今までで一番かも!
  鮮度を保ちつつ、全体のまとまりがある音です。

E-370のボリュームが-30〜-35db、DAC側のボリュームが-10〜-15dbのときが一番自然に聴こえました。
E-370側をこれより上げた場合、音に熱気のようなものがのります。
下げた場合は、逆に大人しい音調になってしまいました。

プレイリストで色々寄せ集めて聴きますと、曲間の音量差を調節する必要があります。
DACの手元のボリュームですいすい出来大変便利です。
漸くほぼ満足できる音質となり、いうこと無しです^^
UD-503ですが、音質といい、機能といいホントよくできています。
TEAC様の傑作といえるかと。(中華製というのが唯一難ですが)


    その後、2ヶ月ほど使い、エージングが進みました。
    DACの出力を固定(0db)に戻しても特に音質劣化を感じなくなりました。
    上記の方法よりも、E-370のプリのみで音量調節するほうが音の鮮度が高いことが判りました。
    (2つのボリューム回路を通すよりよいのはあたりまえですが・・)
    


このようなことで、何とか第一関門は突破できた次第です。
よくよく考えてみますと、小生はあまり大音量は好みません。
というか小音量で聴くことがほとんどです。
ですので、E-370というハイパワーなアンプを絞って使うわけです。
スピーカーS3900はJBLのミドルサイズで、結構能率が高い(92db?)です。
ですので、本来機器の持つ性能とは別のところで使おうとしているため、それゆえの問題かもしれませんね。

この前まで使っていたDENONの小型アンプDMA-50x2の場合ですと、音色は及第でしたが、パワーが足りず音が穏やか過ぎました。
V70SEはというと、パワーは及第でしたが、解像度の面で物足りないため、折角ハイレゾ音源を仕入れてもCDをリップしたWAVと差がありませんでした。
所謂大味なアンプでしたね。

E-370は今までのそういった問題を一気に払拭できるかと期待しています。
プリの音質の問題は時間が解決するかと。
回避方法が見つかりほっとしましたが、これもよくよく考えますと、DAC側は音質が落ちない程度に絞って出力し、E-370の本来の性能が出るよう絞り過ぎず使うという、
理に適った使い方といえるかもしれません(自画自賛?)。



     さてさて、これでケーブル類を見直すと大化けするかも^^

                               
楽しみ!