My Sound Room
アキュフェーズその後。。。
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アキュフェーズE-370ですが、当初クリアな音質という巷の評判とは異なり、冴えない音調でしたが、
何とか接続を工夫することで、まあまあの鳴りとなりました。
しかしその主原因がエージング不足によるものか、それとも他に起因するものか、不明でした。


まずはDACの近くに仮の台を設置しました。
そして、その位置に合わせた電源ケーブルと、XLRケーブルを製作することにしました。
いつものようにオヤイデ様より適当なケーブルとプラグ類を仕入れました。
電源ケーブルはBeldenの3芯19364というものです。
これを4m使い、プラグは3Pを使いました。
プラグは標準品ですが、よく考えられた構造により比較的容易に作れました。
壁コンセント側は、アースがジャマになるため、外してあります。




XLRケーブルはというと、フォンケーブルで好結果だった銀メッキ線を使ってみました。
プラグはリサイクル在庫品で間に合いました^^。



これらを使って早速試聴してみますと、アンプの大人しい音調の原因は電源ケーブルに起因することが判りました。
製作したケーブルを使いますと、一気にクリアな音調になりました。
壁コンセントからダイレクトに取ることで、4mとちょっと長いですが音調が一変しました。
いくら付属ケーブルを使っても、中間に延長ケーブルを使うようではダメということがはっきり確認できました。
ハイパワーなアンプほど電源の重要性が高まるようです。
前のV70SEはひょっとすると本来の性能が出ていないまま聴いていたのかもしれません~~

XLRケーブルは、やはり銀の音ですが、ちょい太めのため中、低域も鮮やかです。
しかし、手元にあったBeldenの8412という錫メッキのケーブルに比べると音調が硬めで、少し一辺倒な感じがします。
絞ったときの聴きやすさは上かもしれません。

これら新しいケーブルを使いますと、所謂アキュフェーズらしいクリアでフラットな音調となり、ホッとしました。
低域のボリュームやキレもよく、アグレッシブさもあります。
UD-503+外部クロックの切れのある音が、漸くアンプ-スピーカーで再現できました\O/


アンプ周辺の接続ですが、アンプとDACはXLR(バランス)接続です。
RCA接続は、XLRと同時に繋ぐとノイズの原因となるということです。
ですので、手元に残してあるペルケ氏の差動HPAと接続することにしました。
このHPAは、UD-503のHP出力と比べても見劣りしません。
Beldenの8412で繋ぐととてもバランスのよい音を聴かせます。
UD-503の切れがほどよく緩和され、聴きやすいです。
このHPAを使うことで、UD-503のHP出力が空きますので、E-370を使うときいちいちHPプラグを抜き差しせずにすみます。
結果、大変使い勝手がよいです。


差動HPAですが、アナログのボリュームを備えていますが、これは不要かと思われます。
つまり、UD-503の可変出力を使えばHPAのボリューム機能は不要なわけです。
ですので、純粋にHP用のパワーアンプとして使えるように改修しようと考えています。
そうしますと更に音質がアップすることは間違いありません!?

     どうなることやら・・

左は医療用プラグ、右は3P標準品、
ケーブルはBeldenの3芯19364