My Sound Room
スピーカーケーブルは?。。。
機器の入替がほぼ一段落し、室内もすっきりしてきました(といっても相変わらず乱雑ですが~~)。
新しいアンプや機器を好みの音色になるまで追い込むのは、手間がかかりますが、楽しいものです。
アンプ周辺が最近のポイントですが、残すところはスピーカーケーブル(以下SPケーブル)となりました。
まずは手元にあった使えそうなもので接続しました。
Oyaide EXPLORER V2 1.25sq というものを、セミバランス型に加工したものです。
フラットで癖のない自然な音色を出していました。
これをバイワイヤーの上下に使った場合、柔らかく、自然で、聴きやすい音色でした。
先日、電源ケーブル等を仕入れたついでに、ベルデンの定番SPケーブル、8470を入れておきました。
これは、錫メッキ線のシンプルなケーブルです。
これを、高域用に置き換えますと、高域が少し前に出てきます。
この組み合わせは結構いけますね。
この組み合わせを基準に、何とかもう一段アップさせたいところです。
低域用を太いものにし、高域を単線か、銀系にすればいけるかも。
あまりコストはかけたくないので、ベーシックなものを使います。
で新たに注文したのは、
EXPLORER V2 2sq これは以前から使っているもので、シリーズ中一番太いものです。
H-CV×1C 3.5sq これは太陽光給電用^^で、3.5sqと太く、7本撚り単芯線です。(下の写真)
単芯ですので、合計4本使います。
銀メッキ単線ジュンフロン1.0mm/OFC金メッキフッ素線0.9mm
高域用で、銀メッキ線だけですと、ちょっと音が硬くなりそうなので、金メッキ線を併用します。
さあどうでしょう??!
EXPLORER V2 1.25sq(低域)+ベルデン8470(高域)という組み合わせを、夫々交換してみます。
まずは、H-CV×1C 3.5sqを低域に。
これはいいです!
音にボリュームと勢いがあり、切れがいいです。
先日使った電源ケーブルCV-S 3.5sq 3芯と同じ構造ですので、同じ傾向の音質でした。
H-CV単芯 3.5sq
次はEXPLORER V2 2sq です。
これは使えませんね~~ 何か高域との繋がりが悪く、違和感がありました。
未加工品ですが・・ どうもいけません(哀
ということで、"H-CV 3.5sq" これが圧倒的に
よかったので、低域用は決まりました\O/
これとの組み合わせで高域用が決まります。
H-CVとベルデン8470は相当相性がいいです!
聴きやすい音ですが、欲をいえばもう少し高域が伸びてほしいところ。
越えることはできるか?!
銀/金メッキ単線
これは鮮やかで切れまくり ですが、ちょっと行き過ぎてますね~~
硬質で聴きづらい音質でした。
バランス型に加工すればいけるかもしれませんが・・
一番コストがかかっただけに、残念!
他に手持ちの使えそうなものを順にテストしました。
EXPLORER V2の細いやつ。(在庫品、多分0.75sq)
これは全くダメでした。
なぜかEXPLORER V2の未加工品は音に違和感がありますね。
単独で使うしかないです~~
次に、前にヘッドフォンのバランスケーブル用に使った、銀メッキ純フロン線(0.75sq)をセミバランス型に加工したもの。
これはちょっと短すぎてお蔵入りしたものです。
1.2mしかないため、ちょい継ぎ足して使いました、いわば再生品~~
いいですね〜、これは!
くっきりして、情報量が多く、且つ柔らかさもあります。
下との繋がりもいいです。
一番かも。
特に古い録音に合っています。
新しい録音では、ちょっと張り気味ですが・・
銀メッキ純フロン線(0.5sq)、未加工品
これはヘッドフォン用に予備で残しておいたもの。
上記より少し細めで、まずはツイスト撚りにせずストレートで使いました。
これもいいです、上記と音傾向は同じですが、より落ち着いて聴こえます。
ケーブルトータルの抵抗値が上記より0.2Ωほど高いので、高域が落ちているためかもしれません。
ということで、高域用は銀メッキ線(0.5sq)のケーブルに決定!
E-370接続状態
この組み合わせで聴きますと、Bill Evans trio など古い録音や、アコースティックな楽曲が特に合っています。
切れが全域でよく、低域も十分伸びています。
ボーカル系は鮮やかで張りがありますが、ボーカルを持ち上げた録音(例えば、Norah
Jonesなど)は若干過度な感じがします。
その場合は、DAC側でアップサンプリングを止めたり、フィルターを変更して調節したりします。
それにより聴き易くなるので、適正範囲にあるかと思います。
E-370の音質は、導入当初より相当良くなっていると思います。
ほぼ期待した音色を奏でているかと。
スピーカーがS3900ということで、高域は上下ホーン2機、低域は25cmウーファー2発 という構成です。
ホーンツィーターはハイスピードで立ち上がるため、どうしてもウーファーがついていかない(遅れる)傾向があります。
要するに、俊敏な高域に、ゆったりした低域では再生音に違和感が出がちということです。
今回幸運にもH-CV 3.5sqというケーブルに出会い、ハイスピードで切れのある中、低域が実現できました。
それに細めの銀メッキ純フロン線(0.5sq)を組み合わせますと、高域の再現能力に優れた銀線のよさと、撚り線の柔らかい音調がホーンの長所を引き出し、
且つきつくなり過ぎないため、相性がぴったり ということになりました。
これによりバイケーブルの効果が最大限引き出せたのではないかと自己満足しています。
その後、高音側を、初めに試した銀メッキ単線1.0mmを再度引っ張り出し、見直してみました。
これは、銅(OFC)の単線に、銀メッキを施したもので、今回初めて試したものです。
以前銀の単線を試したことがありますが、ちょっと音質が硬質すぎ、金メッキ単線を併用したことがありました。
金メッキ単線は、銀単線より音色が柔らかく、中域に独特の艶というかブライトさをもってています。
今回はこの金メッキ単線が音質をブライトにしてしまったようでした。
そこで、銀メッキ単線のみにしてみました。
そうしますと、音調は銀メッキ撚り線とほぼ同じですが、よりくっきりした音調となりました。
一般的に、撚り線より単線のほうがシャープで解像度の高い音質になり、代わりに硬くなりがちです。
古い録音や、アコースティック系の楽曲はこちらのほうがよいです。
ボーカルなどは、銀メッキ撚り線のほうが柔らかく聴きやすいですね。
ですので、両方を残して使い分けることにしました。
これらで聴きますと、精密な音調でありながら、ダイナミックさも併せ持ち、スピード感のある音調となって満足です^^
(まあオーディオなんてものはどこまで行っても自己満のセカイですが^^)